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モルタル外壁とは?特徴と外壁塗装で長持ちさせるメンテナンスのポイント

住宅の外壁にはさまざまな種類がありますが、その中のひとつに「モルタル外壁」があります。外壁塗装を検討しているときに、「うちはモルタル外壁です」「モルタルなのでひび割れを確認しましょう」と説明を受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
モルタル外壁とは、セメント、砂、水などを混ぜたモルタルを外壁の下地などに塗り、その上から仕上げ材や塗装を施して仕上げる外壁のことです。
サイディング外壁のように板状の外壁材を張る方法とは異なり、目地が少なく、塗り壁らしい質感や落ち着いた雰囲気に仕上げやすいことが特徴です。
一方で、年数が経つとひび割れや色あせ、チョーキング、苔や黒ずみなどが見られる場合があります。
モルタル外壁を長持ちさせるためには、外壁塗装だけでなく、ひび割れ補修や下地の状態確認も大切です。
今回は、モルタル外壁の特徴、メリット・注意点、外壁塗装で確認したいメンテナンスのポイントを分かりやすくご紹介します。
モルタル外壁の特徴

モルタル外壁は、職人が外壁面に材料を塗って仕上げるため、サイディングのような板状の外壁材を張り合わせる場合と比べて、目地が少ないことが特徴です。
仕上げ方によって、なめらかな印象に見えたり、凹凸のある表情に見えたりするなど、外観の雰囲気を変えられる場合があります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 目地が少ない | サイディングのような板と板のつなぎ目が少ない外観に仕上がります |
| 塗り壁らしい質感 | 落ち着いた雰囲気の外観になりやすい外壁です |
| 仕上げ方に幅がある | 模様や凹凸によって外壁の表情が変わります |
| ひび割れに注意が必要 | 建物の動きや乾燥、温度変化などによってひび割れが発生する場合があります |
| 定期的な点検・塗装が大切 | 塗膜や外壁の状態を確認しながらメンテナンスすることが重要です |
モルタル外壁は、表面の仕上げ材や塗膜の状態が、雨水や紫外線などから外壁を保護するうえで重要な役割を持っています。
塗膜とは、塗料が乾いて外壁の表面を覆っている膜のことです。
塗膜が年月とともに劣化すると、色あせやチョーキング、汚れなどが目立つようになる場合があります。
また、ひび割れなどから水が入り込む可能性もあるため、外壁の状態を定期的に確認することが大切です。
モルタル外壁のメリット

モルタル外壁には、外観の雰囲気や仕上がりの面で魅力があります。
特に、塗り壁らしい落ち着いた質感を好まれる方には、相性のよい外壁材のひとつです。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 落ち着いた外観に見えやすい | 目地が少なく、すっきりした印象になりやすい外壁です |
| デザインに個性が出やすい | 仕上げ方によって外壁の表情を変えられます |
| 補修しながら使える場合がある | 外壁の状態に応じて部分的な補修と塗装で対応できる場合があります |
| 塗装で色を変えられる | 外壁塗装によって住まいの印象を変えることができます |
モルタル外壁は、ベージュ系、グレー系、ホワイト系、ブラウン系など、さまざまな色で仕上げることができます。
ただし、どの色が合うかは建物の形、屋根色、サッシ、玄関ドア、周辺環境などによって変わります。
色選びでは、外壁だけでなく、雨樋や破風板、軒天、水切りなどの付帯部とのバランスも見ながら決めると安心です。
サッシや玄関ドアは、一般的な外壁塗装では基本的に塗装しない部分です。
そのため、現在の部材の色との相性を確認しておくと、仕上がりをイメージしやすくなります。
モルタル外壁で注意したいこと

モルタル外壁で特に確認しておきたいのが、ひび割れです。
モルタルは、建物の動き、乾燥、温度変化、経年劣化などの影響によって、表面にひび割れが発生することがあります。
ひび割れの大きさや深さ、発生場所などによって必要な対応が異なるため、見た目だけで判断しないことが大切です。
| 注意したい症状 | 確認したい内容 |
|---|---|
| ひび割れ | 幅や深さ、発生している場所を確認します |
| 色あせ | 日当たりのよい面などで目立つことがあります |
| チョーキング | 外壁を手で触ると白い粉が付く状態です |
| 苔や黒ずみ | 北側や湿気が残りやすい場所に出る場合があります |
| 塗膜の剥がれ | 表面が浮いたり、めくれたりすることがあります |
| 雨だれ汚れ | 窓の下や換気口まわりなどに出る場合があります |
チョーキングとは、外壁を手で触ったときに白い粉が付く症状です。
これは、塗膜が紫外線や雨風などの影響を受けて劣化しているサインのひとつです。また、苔や黒ずみは、日当たりや風通し、周辺の植栽などの環境によって発生しやすくなる場合があります。
ただし、苔や汚れがあるからといって、すぐに塗り替えが必要とは限りません。
外壁の状態、塗膜の劣化具合、ひび割れの有無などを確認しながら判断することが大切です。
モルタル外壁のひび割れは状態に合わせた補修が大切

モルタル外壁のひび割れは、見た目だけでは原因や必要な対応を判断しにくいことがあります。
細かなひび割れであっても、発生場所や状態によっては補修が必要になる場合があります。
一方で、表面にできた細かなひび割れであれば、状態に合わせた補修と外壁塗装によって整えられる場合もあります。
ひび割れを確認するときは、次のような点を見ておきましょう。
- ひび割れの幅
- ひび割れの深さ
- ひび割れが発生している場所
- 雨が当たりやすい場所か
- 同じ場所に繰り返し発生していないか
- 外壁に浮きや剥がれがないか
- 室内側に雨染みなどがないか
ひび割れの補修方法には、ひび割れを埋める方法や、下地を整える方法などがあります。
外壁の状態によっては、部分的な補修が必要になることもあります。
そのため、「ひび割れがあるから塗装だけで大丈夫」とも、「すぐに大きな工事が必要」とも一概には言えません。
現地で外壁の状態を確認し、外壁塗装で対応できる範囲なのか、補修を含めた工事が必要なのかを判断することが大切です。
モルタル外壁を長持ちさせる外壁塗装のポイント

モルタル外壁を長持ちさせるには、塗料選びだけでなく、塗装前の下地処理が重要です。
下地処理とは、塗装前に外壁の汚れやひび割れ、古い塗膜などの状態を確認し、必要に応じて整える作業のことです。
外壁表面に汚れや傷みが残ったまま塗装すると、塗料が十分に密着しない場合があります。
外壁塗装では、次のような工程を確認しておくと安心です。
- 高圧洗浄などで汚れや苔を落とす
- ひび割れを必要に応じて補修する
- 浮きや剥がれがないか確認する
- 外壁の状態に合った下塗り材を選ぶ
- 塗料ごとの施工条件や乾燥時間を守る
- 外壁だけでなく付帯部も確認する
下塗り材とは、外壁と仕上げ塗料を密着させやすくするために、最初に塗る材料です。
モルタル外壁の状態によっては、下地を整えたり、仕上げ塗料との密着性を高めたりする目的で下塗り材を使用します。
ただし、どの下塗り材が適しているかは、外壁の傷み具合や既存塗膜の状態などによって変わります。
建物ごとの状態を確認し、適した方法で施工することが大切です。
塗料選びで確認したいこと
モルタル外壁の外壁塗装では、使用する塗料によって耐用年数の目安や仕上がりの印象が変わります。
ただし、「この種類の塗料を使えば必ず長持ちする」と決められるものではありません。
建物の状態、ひび割れの有無、日当たり、湿気、希望する耐久性、予算などによって、適した塗料は異なります。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| 耐用年数の目安 | 次回のメンテナンス計画を考える際の参考になります |
| 汚れにくさ | 雨だれや苔などの汚れが気になる場合に確認したいポイントです |
| 外壁の状態との相性 | ひび割れなど、現在の外壁の状態に合うか確認します |
| 艶の有無 | 艶の違いによって外観の印象が変わります |
| 費用 | 塗料だけでなく、補修や下地処理などを含めて考えることが大切です |
外壁塗装の費用は、建物の大きさ、外壁の状態、劣化状況、使用する塗料、工事内容などによって異なります。
費用を確認するときは、塗料の種類だけでなく、ひび割れ補修、下地処理、付帯部塗装などが見積もりに含まれているかも確認しておくと安心です。
モルタル外壁の色選びで意識したいこと
モルタル外壁は、塗り壁らしい質感があるため、色によって外観の印象が変わりやすい外壁です。
明るい色を選ぶとやわらかい印象に見えやすく、落ち着いた色を選ぶと引き締まった印象になることがあります。
ただし、同じ色でも建物の形や周囲の環境によって見え方は変わります。
例えば、同じベージュ系でも、黄みが強い色、グレー寄りの色、白に近い色では印象が大きく異なります。
色選びでは、次のような点を確認しておきましょう。
- 屋根色との相性
- 雨樋や破風板など付帯部の色
- サッシや玄関ドアの色
- 日なたと日陰での見え方
- 周辺の住宅や街並みとの調和
- 外壁の凹凸や模様との相性
小さな色見本で見る色と、外壁全体に塗った色では、明るさや濃さの感じ方が変わる場合があります。
できれば屋外で塗り板見本を確認し、日なたと日陰での見え方を比べると安心です。
カラーシミュレーションを使用する場合も、画面上の色と実際の塗料では見え方が異なることがあります。
最終的には、実際の色見本なども確認しながら選ぶことをおすすめします。
まとめ
モルタル外壁は、目地が少なく、塗り壁らしい落ち着いた質感が特徴の外壁です。
一方で、ひび割れ、色あせ、チョーキング、苔や黒ずみ、塗膜の剥がれなどが見られる場合があるため、定期的な点検と適切なメンテナンスが大切です。
特にひび割れは、幅や深さ、発生している場所によって必要な補修方法が異なります。
外壁塗装を行う際は、塗料の種類だけでなく、高圧洗浄、ひび割れ補修、下地処理、下塗り材の選定なども含めて検討することが重要です。
また、外壁だけでなく、雨樋や破風板、軒天、ベランダ、コーキングなどの状態も一緒に確認しておくと、住まい全体のメンテナンス計画を立てやすくなります。
モルタル外壁は、適切な点検と補修、外壁塗装を行いながら、長くきれいな状態を維持していくことが大切です。
モルタル外壁のひび割れ、色あせ、外壁塗装の時期などで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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